内部資料:実験報告書(成原眞子教授)

被験者概
- 氏名: 成原 めぐみ (旧姓: 百目鬼 めぐみ)
- 生年月日: 2002年10月10日
- 年齢: 20歳
- 出身地: 東京都港区
- 血液型: AB型
特異体質: 成原めぐみは、家族や友人など自身が好意を持つ人間から無意識に「運」を吸収し、自身の幸運を蓄積する。吸収された者は次第に運が減少し不運が訪れる。また、彼女に蓄積された「運」が既定値を超えると「独り占め」現象が発生し、周囲の人間の運が一挙に放出され絶命する。
実験目的
本実験の目的は、成原めぐみの特異な「運」吸収メカニズムを利用することである。施術と投薬により記憶を改変し、彼女自身が実在する有名インフルエンサー「もんちゃみ」になったと錯覚させる。これにより彼女がファンとの関係を妄想し、もんちゃみファンから運を吸収する新たな手法を検証する。また、運の蓄積量が増えることで「独り占め」現象の発生リスクが高まるため、その抑止策についても併せて検討する。
実験結果
- 運吸収量の急激な増加
ファンとの架空の関係を築いた成原めぐみは、ファンからの好意を錯覚し、自身もファンへ好意を抱くことで運の吸収を可能とさせた。また、「もんちゃみ」のSNSやアーカイブの視聴させることにより関係性が向上された影響か、運の吸収率が上昇することが確認された。また、これにより記憶の不整合が発生した際は、投薬とEMDRを用いて制御を行う。 - 「独り占め」現象のリスク増大
運の蓄積量が急増したことに伴い、許容値を超えると「独り占め」現象が発生するため、関係する団体職員への影響が危惧される。 - 抑止策:余剰運の奉納
「独り占め」現象を抑制するための対策として、成原めぐみの体内に蓄積された余剰な運を定期的に御神体へ奉納する儀式が行われた。この儀式により、運の蓄積が適切に管理され、運の暴発による周囲への影響を最小限に抑えることが可能となった。奉納の頻度を調整することで、運の制御が安定し、リスクの軽減が確認された。
今後の課題
運の奉納プロセスをさらに効率化し、リスクの最小化を図ることが今後の課題である。また、成原めぐみが一度に吸収できる運の限界値や、奉納の効果的なタイミングをより精密に把握することが、更なる安定と成果に繋がるだろう。
嫌悪による運の逆流効果ついては、臨床実験を進行中。
(LVX)
